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ジョシュア時代の到来なるか 来年4月に元王者クリチコとの防衛戦

[ 2016年12月7日 15:47 ]

アンソニー・ジョシュア (AP)

 米国のボクシングサイト「ボクシング・シーン・ドットコム」は6日、プロボクシングのIBF世界ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(27=英国)が、同級元王者のウラジミール・クリチコ(40=ウクライナ)と来年4月29日(日本時間30日)に防衛戦を行うと伝えた。会場は英国のウェンブリー・スタジアム。この一戦には空位のWBAとIBOの王座も懸けられるという。

 ジョシュアは10日(日本時間11日)にエリック・モリーナ(34=米国)との2度目の防衛戦を予定。これをクリアするといよいよビッグマッチを迎えることになる。会場は収容8万人を超えるウェンブリー・スタジアム。ホームの大きな声援を背にしながらウクライナの巨人クリチコの挑戦を受けることになる。この一戦が「ジョシュア時代の到来」、そして「クリチコ時代の終焉」となるだろうか。

 もちろん、クリチコも王座返り咲きに燃える。昨年11月、タイソン・フューリー(28=英国)に判定で敗れ、WBAとWBOのほか、9年以上も守り続けたIBFの王座も失った。再戦がセットされたが、フューリーに健康上の問題があるとして、2度に渡り延期。結局、フューリーはWBAとWBOの王座を返上した(IBFは昨年12月に剥奪)。40歳(来年3月には41歳)という年齢に加え、1年以上も実戦を離れていることも気になるが、クリチコには兄ビダリとともに長年ヘビー級をけん引してきた意地もある。まだまだ引導を渡されるわけにはいかない。

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2016年12月7日のニュース