×

ウォードがヘビー級転向?本人は乗り気「キャリアが終わるまでには…」

[ 2016年11月24日 15:51 ]

ベルトを肩にかけて笑顔を見せるアンドレ・ウォード (AP)
Photo By AP

 ロイ・ジョーンズ、マイケル・スピンクス、そしてボブ・フィッツシモンズ。彼らの共通点はライトヘビー級とヘビー級、この2階級の王者になったことだ。そして、セルゲイ・コバレフを破ってライトヘビー級王者に就いたアンドレ・ウォード(32=米国)もこの3人に続くかもしれない。米国のスポーツ専門局ESPNは23日、ウォードがヘビー級での戦いに興味を示していると伝えた。

 ただ、身長1メートル83のウォードがWBC王者のワイルダーやIBF王者のジョシュアといった2メートル級の選手と対戦することはさすがに厳しい。次のように語る。「大きい選手はダメだね。自分と対戦するのに適した相手を探さないと。そういう日が来るかもしれないし、来ないかもしれない。まあ、ワイルダーやジョシュアとの対戦はないね」。

 ウォードには心強い味方がいる。ロイ・ジョーンズのヘビー級転向を手助けしたコンディショニングコーチが陣営にいるのだ。ウォードはスーパーミドル級からライトヘビー級へ転向。コバレフを撃破して2階級制覇を達成したが、パフォーマンスを落とさずに増量できたのも同コーチの手腕といえよう。新王者はこう話す。

 「ヘビー級で戦うことについてはこれまでもよく話していたんだ。バカげているかもしれないけれど、それは百も承知。自分のキャリアが終わるまでにロイ・ジョーンズと同じ経験をするような気がしている。今のコンディショニングコーチは自分にとって適任だね。(ヘビー級への転向について)コーチと意見を対立させるつもりはないよ」。

続きを表示

2016年11月24日のニュース