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石本、10回TKOで2度目防衛 日本Sバンタム級タイトルマッチ

[ 2016年10月1日 22:09 ]

<日本Sバンタム級タイトルマッチ 石本康隆・古橋岳也>10回TKOで2度目のタイトル防衛に成功した石本
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 ボクシングの日本スーパーバンタム級タイトルマッチ10回戦は1日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・石本康隆(34=帝拳)が10回2分27秒TKO勝ちで挑戦者の同級8位・古橋岳也(28=川崎新田)を下し、2度目の防衛に成功した。戦績は石本が37戦29勝(8KO)8敗、2度目のタイトル挑戦も実らなかった古橋が27戦18勝(8KO)8敗1分け。

 石本は序盤から左ジャブの差し合いで勝ち、右ストレートやフックを何度も古橋の顔面に叩き込んだ。3ラウンドからは古橋が接近戦を挑んできたが、ボディーを狙ってくる相手に左右のフック、ボディーで対抗。5ラウンド終了時の採点ではジャッジ1人がフルマーク、2人が3点差と大差をつけた。後半はもみ合う場面が増えたものの、強烈な右クロスなどで挑戦者をフラフラにさせ、最終10ラウンドに激しい打ち合いの中で古橋がダメージを負ったのを見たレフェリーが試合を止めた。

 10日で35歳になる石本は「勝ててホッとしている。これでボクシングを続けていける」と安どの表情。昨年8月のノンタイトル戦で小差判定勝ちした古橋との間に完全決着をつけ、「最後は逃げれば勝てたけど、ここで行かないといけないと思った。9ラウンド後半に効いていたのが分かったし、セコンドからも“逃げるな”と言われていた」と明かした。タイトル戦でKO勝ちは初めてで「お客さんにはサプライズじゃないですか。“あ、石本終わらせるんだ”と。新たな一面を見せられた」と笑みを浮かべた。

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2016年10月1日のニュース