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山中がスパーリング打ち上げ 16日モレノ戦へ「スイッチ入った」

[ 2016年9月10日 18:00 ]

試合前最後のスパーリングを行う山中

 ボクシングのWBC世界バンタム級王者・山中慎介(33=帝拳)が10日、東京都新宿区の帝拳ジムで11度目の防衛戦(16日、エディオンアリーナ大阪)に向けたスパーリングを打ち上げた。同級1位の指名挑戦者アンセルモ・モレノ(31=パナマ)との1年ぶりの再戦へ向けたスパーリング数は世界戦過去最多の140ラウンド。この日はジムメートを相手に軽めのスパーだったが、鋭いジャブから得意とする左ストレートを上下に打ち分けた。「足が動いて感覚が良くなってくる感じだったので、もう1ラウンドやりたかった」と言いながらも「もう少しやりたいぐらいで止めておくのがいいのかも」と、その後はミット打ちやサンドバッグ打ちで汗を流した。

 スパー自体は日によって好不調の波があったものの、試合が近づくにつれ調子は上向き。「上げていく調整法はつかんでいると思う。本当のスイッチが入った」と戦闘モード突入を宣言した。週明けからは試合へ向けた調整に入るが「ウエート調整のためだけではなくて、やることを意識しながら来週からも気を抜かずにやりたい」。挑戦者モレノも9日に来日し、「コンディションは問題ないでしょうし、こっちもいい仕上がりで来た。(前回と)大きく展開は変わらないでしょうし、自分も距離感は変わらないと思うし、その中でどうやって要所で出るか。作戦はありますけど」と話した。

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2016年9月10日のニュース