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王者ウーゴ・ルイスが練習を公開「最高の仕上がり」

[ 2016年9月9日 14:42 ]

練習を公開したWBC世界スーパーバンタム級王者ウーゴ・ルイス

 ボクシングのWBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦(16日、エディオンアリーナ大阪)で長谷川穂積(35=真正)の挑戦を受ける同級王者ウーゴ・ルイス(29=メキシコ)が9日、東京都新宿区の帝拳ジムで練習を公開した。前日8日に来日し、この日はミット打ちとサンドバッグ打ちを各1ラウンド披露しただけだったが、「最高の仕上がりになっている。今までのボクシング人生で一番いい練習をしてきた」と話した。

 出身地のメキシコ・シナロア州よりやや高い標高1800メートルの場所で合宿を行ってきたそうで、「肺が酸素を吸収するように鍛錬した。とても強い肺を持ってきた」とスタミナには自身ありげ。体重についても「かつてバンタム級でやっていたので問題ない」とし、リミットまで「あと4、5ポンド(約1・8~2・2キロ)」と明かした。

 WBA世界バンタム級暫定王者時代に来日した12年12月には正規王者・亀田興毅(亀田)に1―2の判定負け。今回も同じ会場での試合(前回の会場名称はボディメーカーコロシアム)となるが「4年前は非常に競った試合だった。もしかしたら勝っていたかもしれない。今回はジャッジが納得いく明白な試合をしたい」と話し「1ラウンドからKOを狙っていく。得意なのはカウンター。その点では上回っている」と自信を示した。長谷川については「グレートなチャンピオン。クレバーで何かを持っているから2階級制覇した。今回は自分が試される挑戦。グレートな相手にどう戦うかが試されている」と謙虚な姿勢で臨む構え。長谷川のようなサウスポーとは過去9試合ほど戦い、負けたのは「亀田だけと思う。全く問題ない」とルイス。税理士の資格を持っているインテリだが、「それはボクシングでも役に立っている。リング上で考えないといけない時に頭がよく回る。次の動作へスピーディーに移ることができる」と話した。

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2016年9月9日のニュース