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世界戦にゴーサイン!尚弥の弟・拓真 初回ダウンも逆転判定勝ち

[ 2016年9月5日 05:30 ]

5R、相手に右を叩き込む井上拓真

プロボクシング53・0キロ契約10回戦 ○井上拓真 判定3―0 フローイラン・サルダール●

(9月4日 神奈川・スカイアリーナ座間)
 井上尚の弟・拓真が世界前哨戦を“逆転”で制した。初回に右を食って、いきなりダウン。控室で見ていた井上尚を「ダウンの仕方が凄かった。目が飛んでいた」と心配させたが、「パンチは見えなかったけど立ってからは冷静にできた」と立て直した。

 中盤に右手中指の関節を痛めながらも8回に右ストレート、9回には左フックでダウンを奪い返し、「いつも以上に気合が入った」という自身初の地元での試合で3―0判定勝ちした。

 ダウンしたのは東洋太平洋王座決定戦以来プロ2度目で「もらったパンチでは初めて」。世界戦の可能性について「1ラウンドさえなければ。どう(大橋)会長とお父さん(真吾トレーナー)に見られるか」と気にしていたが、大橋会長は「よく盛り返した。次は世界戦になる。たぶんバンタム級になると思う」とゴーサインを出した。

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