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「不良」和気、視力に自信!鉄壁バリアーで“優等生”だ

[ 2016年7月18日 05:30 ]

「不良」Tシャツを着て予備検診を受ける和気(左)

IBF世界スーパーバンタム級王座決定戦12回戦 同級1位・和気慎吾―同級2位ジョナタン・グスマン

(7月20日 エディオンアリーナ大阪)
 ダブル世界戦の予備検診が17日、東京と大阪で行われ、出場4選手とも異常なしと診断された。世界初挑戦のIBF世界スーパーバンタム級1位・和気慎吾(28=古口)は練習を打ち上げ。ミット打ちでは左のパンチを出した直後に右腕を真っすぐ突き出す防御の動きを確認した。

 検診では身長こそ対戦相手のグスマンを8センチ上回ったが、リーチ差は1・6センチ。「古口会長からいつも“短い”と言われている」リーチをカバーするのが、サウスポーの和気にとって前側の右手を伸ばして距離を保つスタイルだ。元々は前に突っ込む癖を矯正するために取り入れたが、相手を懐に入れさせず、打ち終わり時の被弾も防ぐ。特に今回は21勝全てがKOの強打者相手だけに、右腕で不可侵領域をつくる“バリアー”を徹底してペースを握る考えだ。

 胸に「不良」とプリントされたTシャツ姿での検診では「リーゼントの分、身長が伸びた」「両目の視力2・0はナンパで鍛えた。(可愛い子を)すぐに見つけられる」とノリノリ。この日がグスマンの27歳の誕生日と聞くと「お祝いしなきゃ。俺のパンチを見舞ってやる」と余裕で答えた。心技体を充実させて18日に大阪へ乗り込む。

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