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西田 0―3判定負けで初防衛ならず、東洋太平洋ミドル級

[ 2016年6月7日 22:23 ]

完敗で初防衛に失敗し、控室で肩を落とす西田

 ボクシングの東洋太平洋ミドル級タイトルマッチ12回戦は7日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・西田光(28=川崎新田)は同級1位ドゥワイト・リッチー(24=オーストラリア)に0―3の判定負けで初防衛に失敗し、王座から陥落した。通算成績は西田が24戦15勝(7KO)8敗1分け、リッチーが18戦14勝(1KO)無敗4無効試合。

 西田は3月に前東洋太平洋&日本王者の柴田明雄(34=ワタナベ、引退)を3回TKOで破り、2冠を獲得。日本王座の指名試合シリーズ、チャンピオンカーニバルのMVPに選出された。今回は指名期限が迫っていた東洋太平洋王座のみ懸けた試合だったが、常に前へ出ながら手数が少なく先に打たれる展開。ジャブからワンツーと手数の多いリッチーはクリンチも巧みで、接近してから有効打が打てず8~10点差の完敗を喫した。

 西田は「相手を崩せず負けるパターンになってしまった。くっついたところで細かくでも打っていく作戦だったし、ガードの上からでも打てばよかったけど手が出せなかった。単純に自分の実力不足です」とガックリ。「試合を決めるのも難しい相手と組んでもらったのに応えられなくて情けない」とうなだれた。残った日本王座の初防衛戦は9月に選択試合を予定しているが、「技術の部分をどうしたらいいか分からない」と厳しい表情だった。

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2016年6月7日のニュース