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チャーロ兄弟が快挙!双子として史上初の同階級同時王者「神に感謝」

[ 2016年5月22日 16:00 ]

WBC世界スーパーウェルター級王座決定戦に勝利し、新王者となったジャーメル・チャーロ (AP)

 プロボクシングのIBF世界スーパーウエルター級タイトルマッチ12回戦が21日、米国のテキサス州ヒューストンで行われ、王者のジャーモール・チャーロ(26=米国)が同級7位でWBAの元王者でもあるオースティン・トラウト(30=米国)を判定で下し、2度目の防衛に成功した。スコアは2人が116―112、1人が115―113でジャッジ3人ともにチャーロを支持した。

 同日の同会場ではチャーロの双子の弟であるジャーメルもWBC同級の王座決定戦を行い、父親は元2階級制覇王者のジュリアンというジョン・ジャクソン(27=米国領バージン諸島)を8回KOで下し、新王者に就いた。これにより、史上初めて双子が同じ階級で同時に世界王者になるという快挙が達成された。双子が同時に世界王者となった例は、過去にタイのカオサイとカオコーのギャラクシー兄弟があるが、カオサイがジュニアバンタム級(現スーパーフライ級)、カオコーがバンタム級と階級が異なっていた。

 ひと足早くスーパーウエルター級で世界を制していた双子の兄ジャーモールは「この日を迎えられたことを神に感謝したい。弟は世界王者になるだけの力があると信じていた。最高の気分だ」と感情をあらわにすると、弟ジャーメルは「やったね。歴史を作ったよ」と呼応。その後、おそらくボクシング史上最強であろう双子はリング上で抱き合い、喜びをかみ締めた。

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