村田帰国 実は家族に連絡していなかった「帰ったら両方しないと」
香港で行われたノンタイトル１０回戦に４回ＴＫＯ勝ちし、プロデビューから１０連勝としたロンドン五輪ミドル級金メダリストの村田諒太（３０＝帝拳）が１５日、羽田空港着の日航機で帰国した。
香港での一夜明け会見では家族にまだ連絡してないことを明かし、「１０日の結婚記念日も１３日の長男（晴道くん）の誕生日もまだお祝いしていない。帰ったら両方しないと」と表情を緩め、「おみやげ？帰ったら息子に誕生日プレゼントをねだられるでしょう」と苦笑した。練習再開は焦らずに体力が回復するまでは休むそうだが、「週末に家族と小旅行にでも行けたらいい。子供は体を動かすのが好きで奥さんが大変だから、自分が正面衝突したい」と“イクメン復帰”も宣言した。
次戦は７月２３日に米ラスベガスと既に決定しており、プロ１０戦目は精神的にも難しい状況で臨んでいた。「正直言って、借金のかたに取られている気がしてました」と明かしたが、陣営が１１月にも計画する世界挑戦については「この階級で世界戦をやるなら大勝負に出ることになる。（挑戦の交渉が）まとまったら、そこで決めるしかない。決められなければ、それだけのボクサー。それぐらいの覚悟でいる」と表情を引き締めた。
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