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三浦 9月にもラスベガスで世界再挑戦!王者バルガス対サリドの勝者と

[ 2016年5月15日 09:45 ]

声援に応える三浦

 ボクシングの前WBC世界スーパーフェザー級王者・三浦隆司(31=帝拳)が9月にも米ラスベガスで世界再挑戦することが14日、分かった。

 現王者フランシスコ・バルガス(31=メキシコ)は6月4日に米ロサンゼルスで同級3位オルランド・サリド(35=同)と初防衛戦を行う予定だが、どちらが勝っても同級1位の三浦が指名挑戦者として挑むもの。帝拳ジムの本田明彦会長は「指名試合になる。年内?もちろん」と話しており、ラスベガスが舞台となる他の世界戦の状況次第では9月に実現するという。

 昨年11月の三浦―バルガス戦(ラスベガス)はダウンの応酬の末にバルガスが9回TKO勝ち。米メディアが軒並み「年間最高試合」に選出した試合は中継した米ケーブルテレビ局HBOから再戦の期待がかけられており、再戦なら前回のセミファイナルから“昇格”してメインイベントになる可能性もある。また、サリドは元2階級制覇王者で、五輪を2連覇したWBO世界フェザー級王者ロマチェンコ(ウクライナ)にプロ唯一の黒星をつけたことでも有名。サリドが勝った場合でも三浦との対戦は大きな話題を集めそうだ。

 三浦は7日の再起戦で1回KO勝ち。「バルガス―サリド戦の勝者に挑戦できれば最高。バルガスはリベンジしたい相手でもある」とベルト奪回への意欲を口にしていた。

 ◆フランシスコ・バルガス 1984年12月25日、メキシコ・ティファナ生まれの31歳。08年北京五輪ライト級メキシコ代表。10年3月プロデビュー。15年11月21日、三浦隆司(帝拳)に9回TKO勝ちでWBC世界スーパーフェザー級王座獲得。今年4月の薬物検査で筋肉増強剤クレンブテロールに陽性反応を示したが、サリド戦は特別許可を得て実施される見通し。身長1メートル73、リーチ1メートル78。プロ通算24戦23勝(17KO)1分け。

 ◆オルランド・サリド 1980年11月16日、メキシコ・シウダオブレゴン生まれの35歳。96年3月プロデビュー。06年11月、IBF世界フェザー級王座獲得もドーピング違反で王座剥奪。10年5月に同王座再奪取も、同年9月の初防衛戦の当日計量で体重超過し王座剥奪。11年4月、WBO世界フェザー級王座獲得。14年9月、WBO世界スーパーフェザー級暫定王座決定戦に勝ち、後に正規王座認定。身長1メートル68、リーチ1メートル70。プロ通算59戦42勝(29KO)13敗3分け1無効試合。

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2016年5月15日のニュース