メイウェザー氏　ＵＦＣ王者との対戦に意欲　リング復帰は「五分五分」

フロイド・メイウェザー氏　（ＡＰ）

　昨年９月に無敗のまま現役を引退したプロボクシングの元５階級制覇王者、フロイド・メイウェザー氏（３９＝米国）が、「もし、ファンが望むのであれば、実現させて見せるよ」と総合格闘技のＵＦＣフェザー級王者、コナー・マクレガー（２７＝アイルランド）との対戦に意欲を見せている。

　メイウェザー氏が「噂ではないかもしれない」とメディアを煽るかたちで、これまで両者の対戦に関する報道はされていたが、同氏は１３日に受けたインタビューの中で、「今は分からないけれど、このカードはあり得る」と改めてマクレガー戦を強調した。

　対戦が実現したとしても、どのようなルールで行われるかがファンにとっては気になるところ。これについては「（交渉は）自分たちに主導権があるので、ボクシングのルールで行われる」と明かした。さらに元５階級制覇王者は「マクレガーは簡単な相手ではない。前回の試合（ネイト・ディアス戦）では破れたが、真の王者はどう巻き返すかを心得ているものさ」と本気度をうかがわせるコメントも残した。

　やはり、フロイド・メイウェザーという男はファイターとしてのＤＮＡを持っているのだろう。以前は「引退生活を楽しんでいる」と語っていたが、今回のインタビューでボクサーとしてのリング復帰の可能性を問われると、「五分五分」とやや態度が軟化。ただ、「今、自分がビジネスとして考えているのはこの選手しかいない。コナー・マクレガーさ」と最後に釘を差し、あくまで現時点では、ＵＦＣ王者との対戦にしか興味がないことをアピールしていた。