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拳四朗が2回TKO初防衛、日本Lフライ級「まさか倒せるとは」

[ 2016年4月14日 21:24 ]

1R、2度目のダウンを奪う拳四朗

 ボクシングの日本ライトフライ級タイトルマッチ10回戦は14日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・拳四朗(24=BMB)が1回2分53秒TKO勝ちで初防衛に成功した。世界挑戦経験がある同級1位・角谷淳志(30=金沢)に対し、クリンチ中の左フックで最初のダウンを奪うと、この回さらに2度倒してあっさり決着。「まさか倒せるとは思わなかったのでビックリです」とベビーフェースに笑顔を浮かべた。

 プロ転向後から地道に取り組んできた体幹トレでパワーアップ。「体幹トレのぶん、パンチ力がついたのかなと思う」と振り返った。ベルトを獲った昨年12月の試合が年間最高試合に選ばれ、スパーリングではWBA同級王者・田口良一(ワタナベ)に「けっこうやられた」と言わしめる実力者は「年内にも世界挑戦ができれば」と前向き。

 元東洋太平洋ライトヘビー級王者の父・寺地久氏は、田口とIBF同級王者・八重樫東(大橋)の名前を挙げながら「世界戦はチャンスがあれば。無理矢理なら伸ばしてもらうけど、日本人同士なら興行も盛り上がるのでは」と今後の展望を口にした。

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2016年4月14日のニュース