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柴田明雄 前日計量一発パス KO意欲「ここは負けるところではない」

[ 2016年3月10日 14:40 ]

東洋太平洋・日本ミドル級タイトルマッチで1年8カ月ぶりに再戦する王者・柴田(右)と挑戦者・西田

 ボクシングの東洋太平洋&日本ミドル級タイトルマッチ(11日、東京・後楽園ホール)の前日計量が10日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、王者・柴田明雄(34=ワタナベ)はリミットより200グラム軽い72・3キロ、挑戦者・西田光(28=川崎新田)はリミットいっぱいの72・5キロで一発パスした。日本王者と指名挑戦者が対戦するシリーズ「チャンピオンカーニバル」の開幕戦で、2人は柴田が3―0で判定勝ちした14年7月以来1年8カ月ぶりの再戦となる。

 ロンドン五輪ミドル級金メダリスト・村田諒太(30=帝拳)のプロデビューの相手として知られ、東洋太平洋王座は6度目、日本王座は5度目の防衛戦となる柴田は「自分はフットワークとスピードで生き残ってきたけど、体の強さが一番伸びしろがあると思ってフィジカル面を重点的に練習してきた。ブルファイターの西田選手相手にどれだけ対抗できるか」とテーマを掲げた。西田はまだKO負けがないとあり「成長しているところを見せるために前回以上の試合をする必要がある。苦しい試合になると思うけど、まだここは負けるところではないと思っている」とKO決着にも意欲をのぞかせた。

 一方、2度目のタイトル挑戦となる西田は「前回は自分が単調になって中盤以降は相手にリズム良くやられてしまった。今思えばタイトル初挑戦で舞い上がっていたところもあったのかな」と分析。「前回はランク入りしてあっという間にタイトルマッチが決まったけど、今回はタイトルをやるために1年を過ごしてきたので違うと思う。中盤に勝負をかけて倒す方がいいけど、いずれにしろ力を出し切るイメージ」と決意表明した。

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2016年3月10日のニュース