山中また挑発された 挑戦者ソリス「もっとガッチリしていると思った」
プロボクシングのダブル世界戦(4日、島津アリーナ京都)の予備検診が1日、東京都千代田区のホテルグランドパレスで行われ、出場4選手とも問題なしと診断された。
WBC世界バンタム級タイトルマッチでは王者・山中慎介(帝拳)が身長1メートル70・5、リーチ1メートル78だったのに対し、挑戦者のリボリオ・ソリス(ベネズエラ)は1メートル63、1メートル77で、山中が身長で7・5センチ上回った。ソリスと初対面して握手をかわした山中は「思ったよりも背が低くない。逆に戦いやすいかな。(ソリスは)しっかり動いているという情報があって体調は良さそうだし、自分もあとは体重調整だけで、最高のコンディションに仕上げる自信がある」とコメント。一方のソリスは「山中はもっとガッチリしていると思ったが、ずっと細かった。あの細さなら俺のパワーのポテンシャルが生きると思う」と相変わらず挑発的だった。
WBC世界ライトフライ級タイトルマッチでは王者・木村悠(帝拳)が身長1メートル62、リーチ1メートル63に対し、挑戦者ガニガン・ロペス(メキシコ)が1メートル64・5、1メートル68と体格ではやや上回った。それでも木村は「身長は思ったより高くない。戦いにくくはなさそう」と印象を口にし、昨年11月の世界奪取時より胸囲が2センチアップの86センチとなったことについては「いいトレーニングをした証拠で、体の方も進化していると思う」と話した。ロペスは木村を見て「いい王者だと思うが、勝つのは自分。特に何も感じなかったし、あとは試合を待つのみ」と語った。
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