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渡辺会長が就任 “全方位外交”打ち出す 東日本ボクシング協会

[ 2016年2月29日 18:03 ]

 東日本ボクシング協会は29日、都内で総会を開き、3月末で任期満了となる大橋秀行会長(50=大橋ジム会長)の後任として、ワタナベジムの渡辺均会長(66)の就任を満場一致で承認した。規則により、渡辺新会長は日本プロボクシング協会の会長も兼務する。新体制は4月1日に発足し、任期は3年。渡辺会長は「やり甲斐を感じる。ボクシング界への恩返し、最後の仕事のつもりでやりたい。協会員の意見を聞くのが協会の仕事だが、私は誰とでも話せるので適職かなと思う」と“全方位外交”を打ち出した。

 WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志(36)らを育てた渡辺会長は、就任にあたって「各地区協会との関係強化」「日本ボクシングコミッション(JBC)との関係強化」などの方針を掲げた。自身は栃木県でジム経営をスタートさせて苦しい時期を経験したとあり、協会にスポンサーをつけて地方ジムの活性化に充てるなどの方針を披露。国際ボクシング連盟(AIBA)が全てのプロボクサーが五輪に参加できる案を検討していることについても「アマチュア連盟と話し合いたい」とし、国内プロボクサーの五輪出場について「リオ五輪は無理でも(20年の)東京五輪を目指してやっていきたい」と語った。また、東日本協会から除名された亀田ジムに関しては「ライセンスを発行してもらうために、まずは(JBCなどとの)裁判を取り下げて協会加盟を願い出た方がいいと説得したい」との見解を示した。

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2016年2月29日のニュース