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木村に挑戦のロペス練習公開「最高の状態」KO奪取に意欲

[ 2016年2月29日 15:30 ]

兄のラウロ・トレーナー(左)とマスボクシングをするロペス

 ボクシングのWBC世界ライトフライ級タイトルマッチで王者・木村悠(帝拳)に挑戦する同級5位のガニガン・ロペス(メキシコ)が29日、東京・新宿区の帝拳ジムで練習を公開した。

 世界挑戦は木村が勝った前王者ゲバラ(同)に昨年7月に敗れて以来2度目で、27日に来日。この日は兄のラウロ・ロペス・トレーナーを相手にしたマスボクシングとサンドバッグ打ちなどで調整した。来日前は火山の麓で高地トレーニングをこなしてきたとあり、「最高の状態でメキシコから来た。木村はスピードがあり、クレバーな立ち回りをするが、12ラウンドをフルに戦う準備はしてきた。自分のスタイルを貫き、KO勝ちできればうれしい」と抱負を述べた。

 今年から地元・アメカメカ市の役所にスポーツ局の部長として勤務する「準公務員」だが、2年前から月曜日から金曜日まで地元の大学で体育の授業を受け持ち、ボクシングを教える講師の顔も持つ。木村が商社で働いていることを知らされると、「似たような境遇だが、重要なのはリングでの仕事」ときっぱり。木村がゲバラを含めてメキシコ人相手に2連勝しているだけに「3度目はない。得意なパンチ?ここでは言えない」と意気込んだ。

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2016年2月29日のニュース