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前王者レベコ「言い訳できない」 潔く完敗認めた

[ 2016年1月1日 05:30 ]

9回、井岡の右がレベコ(左)の顔面にヒット

プロボクシングWBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦 王者・井岡一翔 TKO11回1分57秒 フアンカルロス・レベコ

(12月31日 エディオンアリーナ大阪)
 苦もん、もん絶、絶望。11回、ボディー2発を受けたレベコはリングにうずくまった。1度は起き上がったが顔をゆがめて天を仰ぐ。腹部へのダメージは限界。レフェリーに止められた。

 「3回からみぞおちに何回か食らっていた」。8回までジャッジは競っていたが、その8回に「みぞおちに食らって回復できなかった」と、以降は動きが鈍った。試合後は従順。判定に不満を漏らした前回の姿はなかった。「言い訳はできない。井岡は素晴らしいチャンピオンだ。前回より強くなっていたし、アグレッシブだった」。38戦目で喫した初のKO負け。完敗を認めた。

 ▼井岡一法会長 井岡ジム秘伝のボディーが効いた。必死に体を張って教えたことを、こういう形でつなげてくれた。死に物狂いの練習をした成果が出た。

 ▼元WBC世界ミニマム級、元WBA世界ジュニアフライ級王者井岡弘樹氏 一翔があえて行ったから、KOに結びついた。一翔の勇気に感動した。今まで生きてきた中で最高の大みそか。最高のお正月を迎えられる。まだまだ強くなる。(一翔の叔父)

 ▼元WBA世界スーパーフライ級王者鬼塚勝也氏 前回から1年もたってないのにこれだけ差をつけた。全ての面でレベコを上回り、面食らわせた。

 ▼元WBC世界フライ級王者内藤大助 一翔は毎回レベルが上がっている。パーフェクト。相手も手の内を知っているけど、それ以上を読んでいる。

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2016年1月1日のニュース