内山“竜巻”止める！大みそかＶ１１戦は２４歳フローレスに決定
ＷＢＡ世界スーパーフェザー級タイトルマッチ スーパー王者・内山高志―同級７位オリバー・フローレス
（12月31日 東京・大田区総合体育館）
大みそかに１１度目の防衛戦に臨むＷＢＡ世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志（３６）の相手が同級７位オリバー・フローレス（２４＝ニカラグア）に決まり、１６日に発表された。フローレスは「トロンビタ（竜巻）」の異名を取るサウスポーのボクサーファイター。黒星は１２年１１月に敵地メキシコで２回ＫＯ負けしたもので、「候補２、３人から一番戦績が良いので選んだ」（渡辺均会長）という。
試合の映像をインターネットでチェックしたという内山は「結構、左を振ってくるタイプだけど普通どおりやれば問題ない。相手がハッキリ決まったことで練習にも身が入る」と充実した表情。「サウスポーはもともと得意だし、いい角度で右が当たれば仕留められるのでは」と見通しを口にし、２４歳の挑戦者の写真を見ると「いい面構えをしている。若くて怖いもの知らずのところをガツンと止めたい。大人の厳しさを教えてやります」とニヤリと笑った。
日本歴代単独２位となるＶ１１に成功すれば、来年には念願の海外進出を予定。内山の試合を中継してきたテレビ東京関係者も「全面バックアップする」と明言し、可能性は高まっている。「ビッグマッチが決まればうれしい。強いヤツを倒せば気持ちも上がるし価値もある」と話した内山は「無敗だし、やりたい相手の一人」として元ＷＢＡ世界フェザー級スーパー王者ウォータース（ジャマイカ）の名を挙げた。
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