京太郎　判定でＶ３！今後はＯＰＢＦ王座をターゲットに

日本ヘビー級タイトルマッチ１０回戦 ○藤本京太郎（角海老宝石）　判定　●石田順裕（グリーンツダ）

（4月30日 後楽園ホール）
　日本ヘビー級王者の藤本京太郎（２８）は同級１位の挑戦者、石田順裕（３９）を２―１の判定で下し、３度目の防衛に成功した。

　序盤はクリンチが多く、５回の途中採点まではリードを許す苦しい展開だった。しかし、６回以降は距離を詰めて約８キロ軽い元ＷＢＡ世界スーパーウエルター級暫定王者に圧力をかけ、相手のスタミナを削った。要所で右ストレートを当て、流れを呼び戻して逆転。「これで外国人に転換していく」と今後は東洋太平洋（ＯＰＢＦ）王座をターゲットにする方針で、１階級下のクルーザー級転級も視野に入れる。昨年、ミドル級から４階級上に異例の転級をした石田は進退については保留した。