三浦Ｖ４へ“ハンマー連打”！ボンバーレフトだけじゃなく右も強化

練習を公開した三浦

ＷＢＣ世界スーパーフェザー級タイトルマッチ１２回戦 王者・三浦隆司―同級６位・ビリー・ディブ

（5月1日 大田区総合体育館）
　４度目の防衛戦を控える王者・三浦隆司（３０＝帝拳）が都内で練習を公開した。２回のスパーリングでは軽快な動きを見せ「体重もリミットまであと１・５キロ。順調です」と仕上がりに自信を示した。

　三浦と言えば「ボンバーレフト」と呼ばれる左の強烈な一撃が武器だが、今回は「連打でも倒せるトレーニングを積んできた」という。挑戦者のディブ（２９＝オーストラリア）は１階級下の元ＩＢＦ世界フェザー級王者で、動きにスピードがある。その動きを止めることが勝利の鍵。葛西トレーナーは「打ち合いでの（パンチの）回転の速さを上げてきた。（三浦の）パンチは左も右もハンマーのように硬くて、痛い。これで相手の動きを止めたい」と左右の連打でペースダウンさせ、ＫＯにつなげる狙いだ。

　今回はフジテレビが全国ネットで放送する。初めて地元秋田でも地上波で中継されるため、気合も入っている。「田植えの時期でみんな忙しいので、なかなか会場には来られない。集まって見てくれればいい。雄姿を見せたいですね」。ハンマーパンチの連打で３戦連続ＫＯ勝利を狙う。