長谷川5・9復帰戦 無敗“壊し屋”と対決「強くなるために」
ノンタイトル・フェザー級10回戦 元WBC世界2階級王者・長谷川 VS WBC世界Sバンタム級9位IBF同12位・ガルシア
(5月9日 神戸市立体育館)
ボクシング元世界2階級制覇の長谷川穂積(34=真正)が5月9日、神戸市立中央体育館で無敗の世界ランカー、オラシオ・ガルシア(24=メキシコ)と対戦することを発表した。昨年4月のIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチでマルチネスに7回TKOで敗れて以来の復帰戦でKO率7割超を誇る“壊し屋”と拳を交える。
ブランクがありながらハードルを高くした。力がある世界ランカーとの対戦にこだわった理由を長谷川は「強くなるためには負けるかもしれない相手とやるのが一番」と説明。相手が強ければ強いほど燃えるという理屈で復帰戦は“慣らし運転”という定説を打ち破るマッチメークになった。
WBC世界バンタム級を10度防衛した長谷川も34歳。3階級制覇に失敗した前回の敗戦と同様に進退問題は避けて通れないが、この日は「(負けても引退は)今は考えていない」と語り「僕のボクシングができれば、何もやめる必要はない」と現役へのこだわりも口にした。「“やっぱり長谷川は強いな”と思わせたい」。周囲も自分も納得する勝利を追い求め、リングに上がる。
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