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大平、王座決定戦へ闘志「凡人にとって一生に一回のチャンス」 

[ 2014年12月16日 18:34 ]

 ボクシング日本ミニマム級王者の大平剛(花形)が16日、横浜市内の所属ジムで国際ボクシング連盟(IBF)と世界ボクシング機構(WBO)の同級王座決定戦(31日・ボディメーカーコロシアム)に向けた練習を公開し「自分みたいな凡人にとっては一生に一回のチャンス」と世界初挑戦への熱い思いを語った。

 30歳のサウスポーは2回のスパーリングでは、タイミングの読みづらい左ストレートが目を引いた。対戦する高山勝成(仲里)は元世界王者で出入りの激しさがやっかいだ。大平は「12ラウンドを通してパンチをもらわない距離が重要になる」とポイントを挙げた。

 IBF王座を懸けた闘いは、WBOも空位になったことでタイトルに加わった。法大卒業後に就職したものの、ボクシングへの熱意が勝って退職。アルバイト生活で好機を待ちわび「王座が一つだろうが、二つだろうが目指すところは同じ」と意気込む。元世界王者の花形進会長は「真面目に長くやっていれば運もついてくる」と期待を寄せた。

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2014年12月16日のニュース