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井岡 スキなしスパーで順調、井上との“夢対決”は「楽しみ」

[ 2014年4月10日 05:30 ]

12回のスパーリングをこなした井岡一翔

ダブル世界戦 IBF世界フライ級タイトルマッチ 王者アムナト・ルエンロン(タイ)VS同級10位・井岡一翔(井岡)

(5月7日 ボディメーカーコロシアム)
 3階級制覇に挑む井岡一翔が9日、大阪市内のジムでスパーリングを公開した。試合まで残り1カ月を切り、調整は佳境だ。1階級重いスーパーフライ級でWBA世界6位の石田匠(井岡)ら3人を相手に12回。4回ごとに入れ替わる相手につけいるスキを与えず、巧みな防御とコンビネーションを披露した。

 6日に井上尚弥(大橋)が国内最速のデビュー6戦目で世界王者となり自身の記録を塗り替えられた。「記録がいつまでも抜かれないことはない。まだ現役だし、自分にはやるべきことがある」と冷静に受け止める。3階級にとどまらず、将来は5階級制覇という夢を抱く。スーパーフライ級進出の意向を持つ井上といずれ激突する可能性が高い。「(ファンの)期待に応えるマッチメークは大事。(井上との対戦は)階級が近いぶん自分でも楽しみの1つ」と前向きだ。父の一法会長も同様で「大橋会長がやりたいなら、ぜひ受けたい」と話した。

 今は目前の試合に集中する。「僕が中心人物でいたい。今までやってきたし、これからも結果を残していく」。沸騰してきた日本ボクシング界をさらに熱くする迫力あるファイトを誓った。

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2014年4月10日のニュース