和毅　８・４世界戦浮上！国内で挑戦資格なくセブ島で？

８月４日に世界戦を行う可能性が出てきた亀田和毅

　ボクシングの亀田３兄弟の三男で、ＷＢＯバンタム級５位の和毅（２１＝亀田）が８月４日にフィリピンのセブ島で、同王者パウルス・アンブンダ（ナミビア）に挑戦する可能性が出てきた。ＷＢＯが２４日付の公式サイトで伝えた。

　アンブンダのプロモーターのトビアス氏は「数ある対戦オファーの中から、もっとも質の高い選手を選んだ」と語った。日本では４月から新興のＷＢＯを承認しているが、日本、東洋太平洋王座を獲得していない和毅は、国内で世界挑戦する資格がない。和毅の世界初挑戦は当初ニカラグアで行われる計画もあったが、亀田家が過去に合宿をしたこともあるセブ島に落ち着いたようだ。トビアス氏は「資金不足のためナミビアで開催できないが中立地でよかった」と話した。

　過去に兄弟世界王者は数多くいるが、現ＷＢＡ世界バンタム級王者の興毅、元ＷＢＡ世界フライ級王者の大毅に続いて、３兄弟での世界王座獲得となれば、史上初の快挙。亀田家の最終兵器がいよいよ世界に挑む。