井岡「勝つことに徹する」　ＷＢＡ世界戦へ練習公開

世界戦へ向けて走りこむＷＢＡライトフライ級の井岡一翔（右）とＷＢＡミニマム級の宮崎亮

　世界ボクシング協会（ＷＢＡ）ライトフライ級王座決定戦（３１日・ボディメーカーコロシアム）でミニマム級に続く２階級制覇を目指す井岡一翔（井岡）が６日、山口県周防大島町で練習を公開し、「勝つことに徹すれば、問題はない」と意気込んだ。

　この日は同僚の宮崎亮らと祖父が眠る墓をお参りした後、近くの山を約１時間かけて駆け上がった。２階級制覇が懸かる大みそかは祖父の命日でもある。本来の階級に戻して「疲労感もあまり感じない」と話し、「２階級制覇を達成して（またここに）来たい」と決意を新たにした。

　また、ＷＢＡミニマム級王座決定戦に臨む宮崎は山頂までの走り込みを終えて「頂上はいいですね。僕らも頂上を目指してやっているので」と晴れやかに話した。