興毅　長男が心の支えだった「すごい重圧。ＫＯされた夢も見た」

５度目の防衛戦から一夜明け、笑顔を見せるＷＢＡバンタム級王者の亀田興毅

　ボクシングのＷＢＡ世界バンタム級タイトルマッチから一夜明けた５日、５度目の防衛に成功したチャンピオンの亀田興毅（亀田）が大阪市内のホテルで記者会見し「苦しい場面もあったけど、子どもの顔を頭に浮かべて踏ん張った」と述べ、９月に誕生した長男が心の支えになったとした。

　強敵相手の勝利には「試合前にはＫＯされた夢も見たし、正直すごい重圧だった」と安堵感を漂わせた。スーパーフライ級に転向し、４階級制覇を狙うことについては「それも可能性の一つ。バンタム級に残って防衛したい気持ちもある」と明言を避けた。