踏み台?挑戦者ディアスはキャリア豊富な難敵
WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ 粟生隆寛VSガマリエル・ディアス
(10月27日 東京国際フォーラム)
王者・粟生隆寛(28=帝拳)の海外進出の踏み台となる挑戦者ガマリエル・ディアス(31=メキシコ)だが、本田会長は指名挑戦者候補の2人より「ディアスの方が強い」と話す。陣営が最も警戒するのは、47戦の試合数だけでなく、強豪との対戦が多い豊富なキャリアだ。
4階級制覇のロバート・ゲレロ(米国)とは1勝1敗、粟生からフェザー級王座を奪ったエリオ・ロハス(ドミニカ共和国)には判定勝ち、2階級制覇のホルヘ・リナレス(帝拳)にはKO負けしたものの善戦した。TKO負けした3階級制覇のウンベルト・ソト(メキシコ)戦など、実力は世界王者レベルといえる。
「勝つために来た。これが最後のチャンス」と意気込むディアス。本田会長が「粟生の良さを引き出す可能性がある相手」と言う31歳のベテランは、世界ランク4位の単なる踏み台ではない。
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