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軽快なステップで圧倒 宮尾「最強への道のりはまだ始まったばかり」

[ 2012年9月16日 19:29 ]

安藤麻里を判定で破り、WBA女子ライトミニマム級新王者となった宮尾綾香(中央)
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WBA女子ライトミニマム級タイトルマッチ 宮尾綾香 判定3―0 安藤麻里

(9月16日 大阪・よみうり文化センター)
 軽快なステップと絶妙のタイミングでジャブを繰り出した宮尾が王者を圧倒した。「うれしかったので泣いてはいけないと思ったが我慢できなかった」と勝利を聞くと、まぶたを固く閉じ、あふれ出す涙を必死にこらえようとした。

 短大卒業後にボクシングを始め、5年前にはタイの刑務所でタイトルマッチを行うなど、異色の経歴を持つ。チャンピオンベルトを手にした29歳は「最強への道のりはまだ始まったばかり」とさらなる飛躍を誓った。

 一方、刈り込んだ髪をヒョウ柄にして気合十分で防衛に臨んだ安藤は王座から陥落。「出入りが速く、なかなかつかまえられずに焦った。今はちょっと休憩したい」とうつむいた。

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