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多田が最多タイのV8 美女ボクサー宮尾はタイトル奪取

[ 2012年9月16日 18:10 ]

8回、安藤麻里(左)を攻める宮尾綾香

 世界ボクシング協会(WBA)女子ダブルタイトルマッチ各10回戦は16日、大阪・よみうり文化センター千里中央で行われ、ミニマム級チャンピオンの多田悦子(フュチュール)は同級3位の柴田直子(ワールドスポーツ)を3―0の判定で下して8度目の防衛に成功、日本女子の世界王座最多防衛記録に並んだ。

 美女ボクサーの呼び声も高いライトミニマム級11位の宮尾綾香(大橋)は王者の安藤麻里(フュチュール)を3―0の判定で破り、新王者となった。安藤は2度目の防衛に失敗した。

 多田は右のジャブや左の多彩なパンチで優位に立ち、世界ボクシング評議会(WBC)女子アトム級王者の小関桃(青木)の防衛回数と並んだ。宮尾は素早く動き回りながら、有効打を放って勝利を引き寄せた。

 ◆多田 悦子(ただ・えつこ)アマチュアで50戦し、08年5月にプロデビュー。09年4月にWBA女子ミニマム級王座を獲得した。左ストレートが鋭い左ボクサータイプ。戦績は13戦11勝(2KO)2分け。31歳。兵庫県出身。

 ◆宮尾 綾香(みやお・あやか)高校、短大時代はバスケットボール部に所属。08年9月にプロデビュー。右ボクサーファイター。戦績は10戦9勝(1KO)1敗。29歳。長野県出身。

 ▼柴田直子の話 王者は想像していたよりパンチもスピードもなかった。終わって、もしかしたら行けたかなと思ったが、手数で負けたところがある。もう一度やれば勝てる手応えはある。

 ▼大橋秀行・大橋ジム会長の話 普通に行けばこんな感じで勝つと思った。足にジャブ、右アッパーがよかった。かわいらしいし、おしゃれなので今後ボクシング界の起爆剤になってくれればと思う。

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