ライバル粟生の前で防衛を　内山断言「間違いなく勝てる」

公開スパーリングをする、ＷＢＡスーパーフェザー級チャンピオンの内山高志

　ボクシングのＷＢＡ世界スーパーフェザー級タイトルマッチ（１６日・埼玉県春日部市総合体育館）で５度目の防衛を狙う王者・内山高志（３２＝ワタナベ）が１０日、東京都内で練習を報道陣に公開し「練習でやってきたことを出せば間違いなく勝てる」と自信を見せた。

　昨年の大みそか以来、約半年ぶりの試合となる。挑戦者で同級６位のマイケル・ファレナス（フィリピン）について「好戦的でいい選手」と評し「チャレンジャーと同じ気持ちで、この一試合に懸ける」と力を込めた。

　この日は２ラウンドのスパーリングで抜群の切れ味を披露。体力強化に取り組んだ結果、パンチ力にさらに磨きがかかり「疲れていても力強く打てるようになった」と手応えを口にする。

　試合当日はＷＢＣ同級王者の粟生隆寛（帝拳）がテレビ解説で会場を訪れる。粟生との王座統一戦が期待される内山は「同じ階級のライバルなんで、こんなもんかと思われないような試合をしたい」と意気込んだ。