協栄ジム　大久保の自社ビル売却し賃貸ビルへ移転

協栄ジムが売却することを決めた自社ビル。現在、１階は韓流ショップとしてにぎわっている

　ボクシングの協栄ジムは１７日に都内で会見し、ＷＢＣ世界スーパーフライ級王者・佐藤洋太（２８＝協栄）が７月８日に横浜文化体育館で、同級１位シルベスター・ロペス（２４＝フィリピン）と初防衛戦を行うことを発表した。また、同ジムの金平桂一郎会長（４６）は同ジムが入る東京都新宿区大久保の自社ビルを売却し、５月上旬に同区内の賃貸ビルにジムを移転することを明らかにした。

　９１年に新宿区大久保に自社ビルを構えて以降、佐藤を含め６人の世界王者を輩出。並々ならぬ覚悟で移転を決意した金平会長は「（ビルの）１階を韓流ショップにして（ジムの）みんなに不自由をかけたことが心にあった。もっと広々とした所で練習をやらせたいと思った」と目に涙を浮かべて話した。

　同会長によると、新天地は同じ新宿区内で大通りに面した立地のいい場所。１００坪の１フロアを借りる予定だ。「（次は）人が集まりやすい場所。新しい時代をつくりたい」と“新協栄”はゴールデンウィーク明けにも公開される。