「テキサスの暴れん坊」がダル歓迎 ハンセン氏“応援行くぜ”

[ 2012年1月21日 06:00 ]

レンジャーズ入団が決まったダルビッシュにエールを送るテキサス在住の元プロレスラー・スタン・ハンセン氏

 ダルビッシュ有(25)のレンジャーズ入団決定から一夜明けた20日、本拠地テキサス在住の元プロレスラー、スタン・ハンセン氏(62)がスポニチの電話取材に応じ「試合を見に行きたい」と応援宣言した。自身はウエスタン・ラリアットを武器に活躍したが「ヤツは球種もコントロールもあるからな。新しい必殺技は必要ないぜ」と活躍に太鼓判を押した。

 「テキサスの暴れん坊」「不沈艦」と恐れられたハンセン氏が、生まれ育ったテキサスにやってくる“日本の剛腕”にエールを送った。

 ダルビッシュの移籍は「連日、新聞などで大々的に報道されているから知っている」と説明。「しかしヤツのことをオレに聞くってかぁ。うれしいぜ」と就寝前にもかかわらずスポニチの取材に快く応じてくれた。

 特に気になっているのは1メートル95の高身長。「おいおい、6フィート5インチ(約1メートル95)と言えばオレと同じじゃないか!テキサスでもそこまで高いヤツはそうそういない。こいつは目立つぜ」と驚いた様子。「でも馬場さんよりは低いな。ウッハッハ」と、7フィート(約2メートル10)だったかつての好敵手、故ジャイアント馬場さんと比べてみせた。

 ハンセン氏は2000年に引退を表明するまで25年間、日本のリングで大暴れ。必殺技ウエスタン・ラリアットと、右手の人さし指と小指を立てて「ウィーッ!」と叫ぶポーズで一世を風靡(ふうび)した。「スターになるにはキラー・テクニック(必殺技)が必要だ。でもヤツはコントロールも良く、球種も豊富。テキサスで新しい必殺技は必要ないぜ」と1年目からの活躍に太鼓判を押した。

 ハンセン氏が“ダル情報”に精通しているのには理由がある。実は3男のシェーバー・ハンセン(24)がマリナーズのマイナーリーグに二塁手として在籍中。「野球は大好き。大学野球などよく見に行く」という。

 レンジャーズの本拠地アーリントンから約160キロの所に住んでいるため「レンジャーズの試合はほとんど行ったことがないが、今年はチャンスがあれば行くぜ」とダルビッシュの活躍が楽しみな様子。「オレの息子がメジャーに上がって、対戦する日が来ることを祈っている」と熱望していた。

 ハンセン氏は生まれも育ちもテキサスという、根っからのTexan(テキサン、テキサスの人という意味)。ダルビッシュにも「一日も早くTexanの仲間入りをしてほしい。それには“外野の雑音”は気にせず、ピッチングに集中することだ」とアドバイス。くしくも、数々の名勝負をしたアントニオ猪木(68)の名文句「迷わず行けよ、行けばわかるさ」と同じ意味だった。

 ◆スタン・ハンセン 1949年8月29日、米テキサス州ノックスシティ生まれの62歳。地元の大学を卒業後、NFLのコルツなどでプレー。知人だったドリー・ファンク・シニアからスカウトされ73年1月にプロレスデビュー。77年に新日本プロレスと契約。ハルク・ホーガンとのタッグで人気爆発。81年に全日本プロレスに移籍した。「不沈艦」と呼ばれ、日本でもっとも成功した外国人レスラー。第32代AWA(米レスリング協会)世界ヘビー級王者。第2代PWF(太平洋レスリング連盟)会長も務めた。

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