×

井岡 5回TKO勝ち!日本人最短7戦目で世界王座

[ 2011年2月11日 18:24 ]

5回、オーレドン・シッサマーチャイをTKOで破り、ガッツポーズの井岡一翔

 世界ボクシング評議会(WBC)ミニマム級タイトルマッチ12回戦は11日、神戸ワールド記念ホールで行われ、挑戦者で同級10位の井岡一翔(井岡)がチャンピオンのオーレドン・シッサマーチャイ(タイ)を5回1分7秒、TKOで破り、辰吉丈一郎と名城信男の8戦目を抜いて日本選手最短のプロ7戦目で世界王座を獲得した。

 井岡は元世界2階級王者、井岡弘樹氏のおい。相手に主導権を与えず攻め続けて2回に左フックでダウンさせ、5回に左ボディーブローで仕留めた。オーレドンは41戦目で初黒星を喫し、7度目の防衛に失敗した。

 戦績は井岡が7戦全勝(5KO)、オーレドンは41戦39勝(14KO)1敗1分け。日本のジムに所属する男子の世界王者は最多タイの7人となった。

 ▼井岡一翔の話 このベルトはお世話になった人に巻かせてもらったもの。7戦目と8戦目とでは全然違う。記録を更新できてよかった。しっかり足を使ってアウトボクシングをしようと思った。作戦通り。

 ▼オーレドンの話 負けた時は何も考えられなかった。(2回目のダウンは)内臓に当たった感じで息ができなかった。ボディーブローを食って負けたのは悔しい。井岡は足腰が強い選手だと思った。

 ◆井岡 一翔(いおか・かずと)高校6冠を達成するなどアマチュアで105戦。09年4月プロデビュー。同年12月に国重隆(大阪帝拳)に勝って世界ランク入りを果たし、昨年10月にはデビュー6連勝で日本ライトフライ級王座を獲得した。技巧に優れる右ボクサーファイター。戦績は7戦全勝(5KO)。21歳。堺市出身。

続きを表示

この記事のフォト

2011年2月11日のニュース