×

“あしたの王者”の肉体に驚嘆!山P「やっぱりすごい」

[ 2011年2月5日 10:19 ]

映画で力石徹を演じた伊勢谷友介(左)とポーズを決める井岡一翔

 “ジョー”がとりもつ異次元合体で、国内最速プロ7戦目での世界王座奪取へ闘魂注入!ボクシングのWBC世界ミニマム級タイトルマッチ(11日、神戸ワールド記念ホール)に臨む井岡一翔(21=井岡)が4日、大阪市内のジムでNEWSの山下智久(25)と“共演”を果たした。映画「あしたのジョー」(11日公開)主演のビッグスターのオーラに触発されたボクシング界のサラブレッドは観客を魅了するファイトを誓った。

 熱気で白く曇ったガラス戸を開け、井岡ジムへ足を踏み入れたのは矢吹丈を演じる山下智久だ。そして丹下段平役の香川照之、力石徹役の伊勢谷友介が続く。シャドーボクシングに励む井岡に歩み寄り、あいさつをかわした。

 極限まで研ぎ澄まされた肉体を目の当たりにした山下は「やっぱりすごいですね」と感嘆の声をあげた。役作りのため実際に約7キロの減量に取り組んだだけに、「自分はわずかですけど減量の厳しさは身に染みて、わかりました。心から応援しています」とエールを送った。井岡も公開に先駆けて送られたDVDで作品を観賞。「実写の映画になってすごいなと思いました。全部が合っている感じ。とても面白かった」と賛辞を贈った。

 世界戦を間近に控えたプロボクサーと絶大な人気を誇るトップアイドル。映画「あしたのジョー」が通常なら考えられない異色コラボを実現させた。井岡が世界戦に初めて挑む2月11日は同名実写映画の全国公開日にあたる。山下ら3人が大阪市内の井岡ジムを訪れ、互いの健闘を誓った。

 原作の漫画が連載されたのは1960年代後半から70年代前半。もちろん2人とも、まだ誕生前だ。井岡はアニメなどで作品に触れ胸を熱くしたという。「ボクシングだから、というわけじゃなくてジョーはかっこいいですよね」と生き様に魅力を感じた。山下もあらためて原作を読み「何度、倒れても立ち上がる精神力」に驚嘆。同じ作品に感動した事実が2人を雄弁にさせた。

 そして、もう1人のジョーが2人に関係する。“浪速のジョー”こと辰吉丈一郎だ。井岡が今回の挑戦で世界のベルトを巻けば辰吉、名城信男の8戦目を更新して国内最速記録を樹立する。山下は共演者である香川に「いちばんジョーのイメージに近い」と勧められて辰吉の試合映像を確認、役作りに生かした。

 「やっぱりオーラがありますよね。映画の公開日が僕の試合と一緒でうれしい。こういう機会をつくってもらえて“ついてるな”と思う。僕は負けられないし、負けないですよ。絶対に!」

 ボクシング界のサラブレッドが力強く誓った。

続きを表示

2011年2月5日のニュース