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西岡“一流王者の証”統一戦も視野に

[ 2010年5月1日 06:00 ]

防衛に成功し笑顔を見せる西岡

 4連続KO防衛を果たした西岡に、一流王者だけに可能な大舞台が用意される。5度目の防衛戦は1位ランドール・マンロー(29=英国)との指名試合が有力だが、帝拳の本田明彦会長は将来的に長谷川と同じ統一戦も視野に入れていることを明かした。

 今回、長谷川の統一戦が認められたのは、両王者に十分な実績があったからだった。日本ボクシングコミッション(JBC)は王者乱立を防ぐため、メジャー4団体の中で新興のIBF、WBOを公認していない。WBC王者とWBO王者の統一戦は両団体とJBCの認可が必要だが、相いれない関係にあるJBCとWBOが認可したのは、統一戦にそれだけの「価値」があったからだ。
 つまり、西岡の実力が世界で認められる必要がある。JBCの安河内事務局長は「条件が整えば今後も未公認団体との統一戦は認める」としており、本田会長も「統一戦に見合う実績をつくればいつでも組む」と話す。敵地を含む4連続KO防衛を果たした西岡は、一流王者の実力を十分に証明した。今後はWBA王者を含めた統一戦が、西岡の目標になりそうだ。

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2010年5月1日のニュース