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辰吉、5年ぶり復帰戦が引退試合?

[ 2008年10月26日 06:00 ]

 26日にタイ・バンコクで5年ぶりの復帰戦に臨む元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎(38=大阪帝拳)が25日、試合会場のラジャダムナンスタジアムで前日計量を行い、54・4キロの契約体重より少ない54・0キロでパスした。

 ドクターチェックでは上半身だけでなく、ズボンまで脱ぐよう指示され「日本ではここまでせえへん」と苦笑い。計量後は5年ぶりに上がるリングを15秒近く静止して見つめ、闘志を高めた。

 ただ、復帰戦が引退試合になる可能性も出ている。国内のライセンスを持たない辰吉の健康面を憂慮し、大阪帝拳の吉井寛会長は「試合をやるたびに事故率は高くなる」と危険性を指摘。次回以降は、日本ボクシングコミッション(JBC)とタイ・ボクシングコミッション(TBC)の協議を要望する方針だ。

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2008年10月26日のニュース