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長谷川“9.2センチ差”スピードで埋める

[ 2008年10月14日 06:00 ]

予備検診を終え、バルデス(右)と握手を交わす長谷川

 ダブル世界戦(16日、国立代々木競技場)で7度目の防衛戦に臨むWBC世界バンタム級王者・長谷川穂積(27=真正)に試練が訪れた。予備検診が都内で行われ、長谷川のリーチが挑戦者アレハンドロ・バルデス(24=メキシコ)よりも9・2センチ短いことが判明。真正ジムの山下会長は「踏み込むスピードはこっち(長谷川)の方が速いから関係ない」と強調したが、長谷川は「試合でやってみないと分からない。今までで一番、差がある」と不安をのぞかせた。

 過去の世界戦での最大のリーチ差はV4戦で対戦したベチェカの8センチ。それを上回るハンデに加えて、世界戦では初となるサウスポーが相手と不安要素は多い。だが、世界初挑戦のバルデスとは大舞台での経験は比べものにならない。予備検診後の練習でバンタム級リミットに到達。調整は万全なだけに、あとは体格差を埋めるシミュレーションを進めていく。

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2008年10月14日のニュース