阪神・木浪聖也V撃!中日に88年ぶり開幕5連勝「しっかり結果残せた」連日の“ラッキー7”に甲子園沸く

[ 2026年4月19日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神4―3中日 ( 2026年4月18日    甲子園 )

<神・中(5)>7回、右翼線に適時打を放った木浪(撮影・岸 良祐)
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 阪神・木浪聖也内野手(31)が18日の中日戦(甲子園)の7回に決勝の右前適時打を放った。3試合ぶりのスタメンで持ち前の勝負強さを発揮し、森下の5度に次いでチーム2位となる3度目の勝利打点を挙げた。前日17日に続くラッキー7のV打で、このカードの開幕からの連勝を、2リーグ制以降で最長となる5に伸ばした。

 ジェット風船が復活した今年はラッキー7にドラマが生まれる。森下の同点打の活気が残る2死一、三塁。木浪の勝負強さが牙をむいた。今季から使う「こけしバット」が、膝元のカットボールを鮮やかに捉えた。

 打球は、一塁手のグラブの横を抜け、右前で弾んだ。4万2609人の観衆が沸く。この勝ち越し打で杉浦をKO。投手交代の間に塁上から一度ベンチに下がると、三塁から生還した森下、佐藤輝らの祝福を受けた。

 「(試合前に)映像を見たり、ベンチの後ろでタイミングを合わせたりしてたんですけど。あの打席でしっかり結果を残せたのは、一番良かったと思う」

 入念なイメージづくりが、トレードで移籍したばかりのデータが少ない右腕攻略につながった。前夜の森下に続く7回のV打。チーム2位の今季3度目の勝利打点で、逆転に次ぐ逆転のシーソーゲームに終止符を打った。中日戦の開幕からの連勝は、2リーグ制以降最長の5に伸びた。

 お立ち台では割れんばかりの歓声に包まれた。今年のスタメン発表時の声援は、森下や佐藤輝をしのぐほど大きいことがある。「名前のコールがすごく大きいって周りの人にも言ってもらうことが多い。本当にありがたいこと。でも、だからといって自分は何も変わらない」。かつては結果に一喜一憂するタイプだった。打てば高揚し、ミスをすれば落ち込んだ。感情の起伏がプレーを左右した。

 「昔は気持ちの変化が出やすかった。今だと、森下はそういうタイプでしょ?打てば盛り上がって、打てないと悔しがる。でも、森下は感情を出すことで力を発揮するタイプ。自分はそうじゃない。良くても悪くても気持ちを一定に保つこと。それに尽きる」

 23年にゴールデングラブ賞を獲る前も、その後も、歩んできた道のりは平たんではなかった。メンタルトレーナーとの対話で培ったセルフコントロール術があるからこそ、12打席連続無安打で迎えた3試合ぶりのスタメンで、結果を残した。

 「(プロで)8年やって準備の大切さを分かっているので」

 31歳の遊撃手は、自らの矜持(きょうじ)を語るときでさえも、その声は丸く穏やかだ。若手にも頻繁に声をかける包容力は自然とスタンドにも伝わる。だから、虎党の声援が降り注ぐ。(倉世古 洋平)

 ○…阪神の中日戦開幕5連勝は2リーグ制以降では80年の4連勝を上回り、1リーグ時代の37年秋の1分けを挟む5連勝と、38年秋のシーズン5試合全勝(当時は名古屋戦)に並ぶ88年ぶり3度目の最長記録となった。なお39年は初戦に敗れており、シーズンまたぎの連勝にはなっていない。

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