阪神 「ラッキー7」に一挙4点の逆転劇で「M7」に 森下翔太は決勝三塁打「期待に応えられた」

[ 2025年9月1日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神5―4巨人 ( 2025年8月31日    甲子園 )

<神・巨>7回、勝ち越しの適時三塁打を放った森下(撮影・須田 麻祐子)
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 阪神は31日、巨人戦(甲子園)に5―4で勝利し、優勝マジックを「7」とした。森下翔太外野手(25)は7回2死二塁から決勝の左翼越え適時三塁打を放つと、続く佐藤輝明内野手(26)が右翼ポール際へ高々と打ち上げた大飛球は浜風に押し戻されてフェアゾーンに落ちるラッキーな適時二塁打。ラッキー7に一挙、4得点を奪う逆転劇で、チームは23年以来となる巨人戦シーズン17勝だ。2連勝で貯金も今季最多タイの29とした。 

 今季、甲子園では最後となった伝統の一戦で神風が吹いた。2点差を追いついた直後の7回2死二塁からの第4打席。3番手左腕・中川がフルカウントから投じた内角直球を森下は腕をたたんではじき返した。

 「ああいう場面でヒットとかタイムリーを求められるのはクリーンアップの役割。期待に応えられた」

 浜風に乗った左翼への飛球はフェンス手前まで伸びた。一度は左翼・若林のグラブに収まった。しかしフェンスに激突した衝撃で白球はこぼれ落ちた。この間に一気に三塁へ到達。静寂から大歓声に変わった瞬間、背番号1はベース上で雄叫びを上げた。

 3回1死一、二塁からの第2打席では2戦連続の先制打を放った。1ストライクから先発・横川の直球を捉えた一打は左前適時打。この一打でキャリアハイを更新する74打点へ伸ばした。6回先頭の第3打席でも左翼線への二塁打。2試合連続となる今季10度目の3安打猛打賞に加えて、両リーグトップを快走する今季17度目の勝利打点が光った。

 「ラッキー7」のミラクルは続いた。続く佐藤輝が放った大飛球は右翼ポール際へと高々と舞い上がった。誰もがファウルと確信。思わず背番号8も一塁へと走ることを自重した。しかし神風に押し戻された一打はフェアゾーンに落下。勝負を決定付けるエンタイトルの適時二塁打となった。夏の終わりに生まれた“怪打”に長距離砲は「あんな打球は見たことなかった。なんて言えばいいですかね…。珍しかったです」と思わず風のいたずらに困惑。前日8月30日の6回無死一塁では高寺が犠打で小フライを上げて一塁へ走り出さなかった。怠慢走塁の悪夢がよぎったが、結果的に助かった。

 攻撃陣は6回までに今季最多の4併殺。それでも最後は4連続長打で逆転勝ち。運も味方に付けたチームは今季、巨人戦17勝目を飾った。

 「一人、一人が優勝に向けて、凄く意識高くやっている結果が勝ちにつながっていると思う。まだ(優勝が)決まっているわけじゃないので全力でやりたい。甲子園の(雰囲気の)凄くはこの3試合で感じた」と森下。2年ぶりの歓喜は目前。圧倒的な強さを誇る猛虎は一気にゴールまで走り抜ける。 (石崎 祥平)

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