西武・武内 復活の今季1勝 「もうプロは無理なのかな…」リハビリ支えた中2の経験 危機乗り越えた

[ 2025年5月15日 05:30 ]

パ・リーグ   西武3-1ソフトバンク ( 2025年5月14日    みずほペイペイD )

<ソ・西>今季初勝利を挙げ笑顔でナインとタッチを交わす武内(左から2人目)(撮影・岡田 丈靖)
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 中2の時に左肘を手術した。退院後もノースローの日々が続き「もうプロは無理なのかな…」と将来を諦めそうになった。西武・武内の復帰を支えたのはその時の経験。「チームが勝てたことはうれしい。どんなピンチでも動じないように、点をやらないという意識で投げた」。自身の復帰白星よりもチームの勝利を喜んだ。

 昨年10勝、防御率2・17で新人王を獲得。期待を受けた2年目だったが、沖縄・石垣島での自主トレでオーバーペースの調整で左肘を負傷した。「左肘内側側副じん帯不全損傷」。トミー・ジョン手術の可能性もあったが「ドクターと話し合って復帰を目指していくと決めた」と焦らずリハビリに取り組みマウンドに戻った。

 最速149キロで5回4安打1失点。初回は無死満塁のピンチを招いたが「攻めるしかない」と山川を空振り三振に斬るなど粘った。3四球など苦しい登板だったが、地元・福岡で今季初登板初勝利。昨年9月30日以来226日ぶりの白星だ。

 中2の時は、チームメートからの「また一緒に野球やろうな」という声が支えになった。「ケガをしても下半身を鍛えて諦めなかった。だからこそ、今につながっている」。プロになって最大の危機も、苦しい時間の乗り切り方は同じだった。3週間のノースロー時は、昨年の投球フォームを何度も見直して分析。下を向くことなく、できることをやってきた。

 今井、隅田が奮闘する先発陣は12球団トップの防御率2・02。「先発として自分の力でもっと勝ちたい」と武内。頼もしい新人王左腕が、投手王国に帰ってきた。(福井 亮太)

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