【卓球】パリ落選の伊藤美誠　16日開幕の世界選手権団体戦は代表入り　前日は「爆発できるように」

伊藤美誠
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　日本卓球協会は5日、都内で会見を開いてパリ五輪の代表候補予定選手を発表し、注目が集まっていた女子の団体戦要員に15歳の張本美和（木下グループ）を選出した。

　16年リオデジャネイロ五輪団体銅、21年東京五輪で混合ダブルス金、団体銀、シングルス銅メダルの伊藤美誠（23＝スターツ）は選ばれなかった。

　伊藤は、日本協会が1月31日に発表した世界選手権団体戦（16日開幕、韓国・釜山）の代表には入っている。

　女子日本代表の渡辺武弘監督は、伊藤について「素晴らしい選手。2大会出ていて、今回は残念ながら漏れたが、彼女は日本の卓球界の宝」とし、「本人が心身ともに休養が必要なのか、すぐにアクセル全開でいけるのか分からないけど。また磨きをかけて出てくることは間違いない。見守っていきたい」と話した。

　伊藤は前日（4日）にイベントに参加した際、「現役選手で金メダルを獲っているのは私だけ」「誰にも成し遂げられないことを成し遂げるのがずっと目標。今、自分は勝ちづらいですけど、爆発できるようにしていきたいなと思っているので。海外では一番になって頑張っていきたい」と明るい表情を浮かべていた。