パナソニック西田は古賀とのアベックVへ「お互い目標にしているものを獲れたら」バレー全日本選手権

バレーボール　全日本選手権第4日 （ 2023年12月16日    東京体育館 ）

得点が決まり吠える西田有志（撮影・福永稔彦）
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　男子の準決勝で、5大会ぶりの優勝を狙うパナソニックがJT広島を3―0（25―21、25―17、25―22）で勝った。17日の決勝で名古屋と対戦する。

　パナソニックは序盤からサーブで相手を崩し、ラリーに持ち込み得点を重ねた。

　第1セットを4点差で先取すると、第2セットは完全に主導権を握り連取。第3セットも終始リードを保ち、終盤に追い上げられたが、日本代表・西田有志のサービスエースなどで突き放した。

　西田は16得点。「チームとしてはいい出来だったけど、自分のパフォーマンス的には良くなかった」と反省しきりだったが、サーブで2得点、バックアタックで7得点を挙げて勝利に貢献した。

　自身はジェイテクトで前回大会を制しており、勝てば2大会連続の優勝。パナソニック移籍後初のタイトル獲得にもなる。「シンプルに勝ち続ければ優勝。僕が選んだのは常勝軍団なので、それを証明したい」と語気を強めた。

　昨年結婚したNECの古賀紗理那も決勝に進出。夫婦アベック優勝の可能性もある。大会前には「勝とう」と互いを鼓舞したという西田は「お互い目標にしているものを獲れたら良い」と決勝を見据えた。