松山英樹は10位で2023年最終戦を終える「来年につながるキッカケが見つかった4日間」

[ 2023年11月19日 16:59 ]

男子ゴルフツアー ダンロップ・フェニックス最終日 ( 2023年11月19日    宮崎県 フェニックスCC=7042ヤード、パー71 )

<ダンロップフェニックス・最終日>13番、ティーショットを放つ松山英樹(撮影・西尾 大助)
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 7打差の4位から出た松山英樹(31=LEXUS)は3バーディー、3ボギーの71と伸ばしきれず、通算5アンダーの10位で終えた。

 
 視線は当然、リーダーボードのトップにあった。松山は「前半で10アンダーぐらいまでいけば」と、通算5アンダーから最終ラウンドをスタートした。しかし、序盤はチャンスを決めきれないもどかしい展開。一つ目のバーディーは2・5メートルを沈めた6番で、「最初のバーディーが6番では遅すぎる…」。その後も一進一退のゴルフが続き、優勝争いに加わることはできなかった。

 三井住友VISA太平洋マスターズでアマチュア優勝を飾ったのは12年前、当時19歳のときだった。そして今大会を制したのは、アマチュアの杉浦悠太(日大)で「凄く良いプレーヤーなんだと思う。いつかチャンスがあったら回ってみたい」と史上7人目の快挙を祝福した。その上で、日本ゴルフ界の第一人者は「プロがね、プレッシャーをかけないといけない立場の人間がみんなかけられなかったということ」とも語った。

 松山にとっては2023年、最後の試合だった。4年ぶりに日本ツアーに出場し、初日に大会自己ベストとなる圧巻の63をマークして首位発進。「あまり状態は良いとは言えなかったけど、来年につながるきっかけが見つかった4日間だった。特に初日や第3日の後半のショットは、目指しているところの近くまで来ているんじゃないかな」。満足できる結果ではないに違いないが、来年に向けた好材料を得られた最終戦にもなった。
 

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