望月慎太郎が世界10位で第1シードのフリッツから大金星で8強！「諦めなかった結果」テニスジャパンOP

男子テニス・木下グループ・ジャパン・オープン第4日 （ 2023年10月19日    東京・有明テニスの森公園 ）

望月慎太郎
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　シングルス2回戦で世界ランキング215位の望月慎太郎（IMGアカデミー）は世界10位で第1シードのテーラー・フリッツ（米国）に0―6、6―4、7―6で勝利。世界トップ10から大金星を挙げた。1回戦では世界31位のトマスマルティン・エチェベリ（アルゼンチン）を破り、ツアー本戦12試合目で待望の初白星。2試合連続で格上を撃破した。

　「第1セットを取られて今日は正直勝てないと思った。やれることをやろうと思って、諦めなかった結果。うれしいです」

　第1セットは1ゲームも奪えずに失ったが、第2セットは第7ゲームで先にブレークに成功して奪取。第3セットも正確なストロークを軸に接戦を演じた。第6ゲームで先にブレークを許しながら第9ゲームをブレークバック。タイブレークは開始から3連続ポイントで流れをつかみ7―2で制した。

　19年ウィンブルドン選手権のジュニア部門で優勝。日本男子として4大大会のジュニア部門シングルスを初制覇した。錦織の後継者として注目を浴びたが、同年11月にプロ転向後は苦戦。ここ数カ月はツアー下部チャレンジャー大会でも早期敗退が続いたが、日本で開催される唯一の男子ツアーで大躍進を遂げた。