世界1位の小田凱人が2年連続の決勝進出「仕事を休んで、試合に来て」

[ 2023年10月19日 14:52 ]

男子テニス・木下グループ・ジャパン・オープン第4日 ( 2023年10月19日    東京・有明テニスの森公園 )

小田凱人
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 車いすの部シングルス準決勝で世界ランキング1位の小田凱人(17=東海理化)が世界18位の鈴木康平(31=AOIPro)に3―6、6―2、6―1で勝利した。今年6月の全仏オープンを4大会史上最年少の17歳33日で優勝し、7月のウィンブルドン選手権も制覇。ジャパン・オープンは2度目の出場で、国枝慎吾さんに敗れて準Vに終わった昨年に続く、2年連続の決勝進出となった。

 相手は18年アジアパラ大会で銅メダルを獲得した実力者。小田は第1セットは開始から4ゲーム連取されて落とした。だが、第2セットを奪取すると、最終セットは開始から5ゲーム連取して圧倒。第1サーブ成功率は第1セットは64%に低迷したが、第2セットは81%、第3セットは100%を記録した。

 試合の中で修正に成功し「第1サーブの確率が低かったことが第1セットを落とした要因。エースを狙いすぎた。第2セットからはエースよりも打ちづらい所や曲がるサーブを使った。それがはまった」と振り返った。

 今大会は今夏の全米オープンで4大大会3連勝を阻まれた世界9位のウデ(52=フランス)への雪辱を最大の目標としていたが、ウデが1回戦で敗退。決勝では、そのウデを破った世界8位の真田卓(38=TOPPAN)と対戦する。

 「ウデ選手と戦いたかったですけど、しょうがない。真田選手の方が強かったということ。強い選手とできると前向きに捉えている」。20日午後2時30分開始予定の決勝に向け「いい試合をして盛り上げるので、仕事を休んでいただいて、是非試合に来て下さい」と呼びかけた。

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