川崎春花 連覇のカギは“超難関17番”200ヤード超え長~いパー3「優勝したいと思っている」

[ 2023年10月19日 04:30 ]

プロアマ戦をラウンドする川崎(撮影・成瀬 徹)
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 賞金総額2億円を誇る秋のビッグトーナメント「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」は19日、兵庫県のマスターズGC(6495ヤード、パー72)で開幕する。昨年覇者でツアー通算2勝の川崎春花(20=村田製作所)が大会連覇への鍵に挙げたのが、203ヤードに距離が延びて難易度が増したパー3の17番。200ヤード超の“モンスターパー3”を攻略し、今季初勝利をつかむ。

 ただでさえ手に汗握る終盤が、さらにスリリングな展開となる。昨年覇者の川崎は口元を引き締め、17番を警戒ホールに挙げた。昨年から20ヤード距離が延び、200ヤード超えとなった“モンスターパー3”のことだ。「一気に難易度は上がるなって感じがします。しっかり毎日、パーで切り抜けていかないといけない」と話した。

 4ラウンド全てでパーをセーブした1年前はロングアイアンかUTでティーショットを放った。それがこの日のプロアマ戦で握ったのは5Wだった。パー3では今季3番目の長さで、池越えのロケーション。川崎は今季ここまで平均スコア3・1184で全体94位とパー3に苦戦しているだけに、17番がスコアメークの鍵となるに違いない。

 前週の富士通レディースでは首位と2打差で迎えた最終日が悪天候で中止。好位置につけていただけに本音では「やりたかった」が、4位に入ってメルセデスランクは51位から来季シード圏内の44位に浮上した。「気持ち的にも先週より落ち着いてできる。調子も上がってきて、今は少し自信を持ってゴルフができている」と上り調子でディフェンディング大会に挑む。

 京都出身で会場入りを前に自宅に帰って愛犬・小梅から「癒やされてきました」とほほ笑んだ20歳。今季まだ勝利はないが、プロ1年目にメジャーを含む2勝を挙げた「ダイヤモンド世代」の実力者でもある。「優勝したいと思っているので、そのためにしっかり準備をしたい」。満を持して、大会連覇をつかみにいく。

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