体操・橋本大輝「勝ち切れた」 鉄棒も制して世界選手権で3冠!15年の内村以来の快挙

[ 2023年10月10日 04:22 ]

今大会3冠を達成した橋本(AP)
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 体操の世界選手権最終日は8日にベルギー・アントワープで種目別決勝が行われ、男子鉄棒は東京五輪金メダルの橋本大輝(22=順大)が15・233点で初制覇し、団体総合、個人総合と合わせて今大会3冠を達成した。平行棒は初出場の杉本海誉斗(23=相好ク)が15・000点で銅メダルを獲得した。

 橋本は滞空時間の長い5つの離れ技を決めると「後方伸身2回宙返り2回ひねり降り」の着地もピタリと止めた。「最後まで攻めて勝ち切れた」と胸を張った。随所に進化も見せ、2位に0・533点差の圧勝で、日本男子では15年の内村航平以来となる「3冠」に輝いた。

 今年と同じ種目をこなした昨年は着地で乱れ、金メダルに0・100点及ばなかった。試行錯誤を重ね、バーを手放すタイミングを遅らせることでより高い放物線を描けるようになった。

 世界一のオールラウンダーが最大の武器と話す種目で念願のタイトルを獲得。来年の五輪イヤーへ「まだまだ課題はある。次はもっと安定感ある演技を」と意気込んだ。

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