【世界陸上】佐藤拳太郎 44秒台も決勝進出ならず 男子400m

[ 2023年8月23日 04:01 ]

陸上・世界選手権第4日 ( 2023年8月22日    ハンガリー・ブダペスト )

男子400メートル予選で日本新記録をマークした佐藤拳太郎(AP)
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 男子400メートルの準決勝が行われ、1組に登場した佐藤拳太郎(28=富士通)は予選に続く44秒台となる44秒99を記録したが、各組2着+3着以下タイム上位2選手の決勝進出条件をクリアすることはできず、91年東京大会の高野進以来となる32年ぶりの決勝進出はならなかった。。

 予選で高野進のトラック種目“最古の日本記録”を32年ぶりに0秒01更新する44秒77をマーク。それでも、あくまで目標は91年東京大会の高野進以来の決勝進出。「日本記録を出したが目標の一つ。ここで両手放しで喜んで気持ち切らすわけにはいかない」と気を引き締めていた。

 まだ記録が伸びる予感があった。予選は「落ち着きすぎて」序盤の100メートルで出遅れ「200~300が良かっただけで出た日本記録」と振り返る。「まだまだ準決勝でタイムを上げられる。44秒50は出せると思う」と意気込んでいた。

 前回は1600メートルリレー代表から漏れ、今年返り咲いた4度目の舞台。初めての個人種目に向けては練習で良かった時のイメージの動画を見つめてイメージを高めていた。「マイルリレーを引っ張る存在だと自負している」。そう語る日本代表主将が、準決勝でも奮闘した。

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