【世界陸上】佐藤風雅　自己ベスト更新、日本歴代3位の44秒88も決勝進出ならず　男子400ｍ

陸上・世界選手権第4日 （ 2023年8月22日    ハンガリー・ブダペスト ）

準決勝のレース後、トラックに倒れ込む佐藤風雅（AP）
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　男子400メートルの準決勝が行われ、2組の佐藤風雅（27＝ミズノ）は自己ベストを更新する日本歴代3位の44秒88を出したが、各組2着＋3着以下タイム上位2選手の決勝進出条件をクリアすることはできなかった。91年東京大会の高野進以来となる32年ぶりの決勝進出はならなかった。

　予選で日本勢3人目の44秒台となる44秒97を出した佐藤風雅（ミズノ）にとっては、2大会連続の準決勝の舞台だった。「去年は日本選手権を制した勢いのまま出場した」と振り返り「海外勢に置いていかれない前半を磨いて、準備したものがつながっている」と手応えを口にする。

　昨年は個人の準決勝進出だけでなく、1600メートルリレーでは1走を走って4位と躍進した。「マイル侍」のメンバーとともに目指すのは、91年東京大会の高野進以来の決勝進出。予選では「やった、誰よりも早く44台に入った」と喜んだのもつかの間、前の組で先輩の佐藤拳太郎が日本記録を出したことを知り「素直には喜べない」と苦笑い。「準決勝ではその記録を追い越して、拳太郎さんに俺の勝ちと言いたい」と言い「誰よりも早く決勝に行ってやる」と意気込んで臨んでいた。